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家づくり目的の最適事例!「欲しい暮らし」で3つのメリット

「家づくりに目的は必要ですか?何にすればいいのですか?できれば、最適事例とそのメリットなどを知りたいなあ」こんな疑問にお答えします。本記事では、「欲しい暮らし」を目的にした事例を参考に、目的の意味とメリットについて、詳しく解説します。

本記事のテーマ
この記事を読むと、「欲しい暮らし」とは何か、実現するためには何を生活目標にすればよいかなど、目的について夫婦で話し合うことができるようになります。その結果、家づくりの判断基準が少しずつわかり、意思決定能力が身についてきます。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015年から住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」に、コラムを連載しています。

 

目的の最適事例 K夫妻の目的は「欲しい暮らし」

それでは、「欲しい暮らし」を目的のテーマにした、K夫妻の事例を紹介します。
共働きのK夫妻は、子供ができる前に、家を建てたいと考えていました。候補地を見て回るうちに、経済性や交通利便性だけでなく、互いの故郷に似た風景を探していることに気がつきました。その後、ぼんやりとした「欲しい暮らし」が、次第にはっきりと見え始めたそうです。

まず、家づくりの目的を「幸せを実感できる暮らし」に定めました。そして、それを実現するために、「家族の絆を大切にする」、「仕事と家庭が両立する」、「子供の自立心を育てる」の3つを生活目標にしたのです。

この目的と生活目標が判断基準となり、専門知識が少なくても、土地や業者の選定もそう難しくはなかったといいます。
K夫妻の立地の条件は、子供とキャッチボールができる鎮守の森に近いこと。歩いていける距離に最寄りの駅があり、その途中に保育所がある場所。
業者選定の条件は、自分たちと同じような暮らしができる住宅を建てた実績があることでした。
「欲しい家」をざっくりといえば、「ストレスが溜まらない家」。お金の使い方は、子供の教育費用と生きがい予算が最優先。家の予算は二の次に考えるのが、K夫妻のスタイル。
目的づくりの途中で、自分たちの生活スタイルに合うプランに出会い、イメージ模型まで、手作りしたそうです。

「欲しい暮らし」を目的・条件にする3つのメリット

目的を「欲しい暮らし」にするメリットには、家づくりの段階、新居で生活を営む段階、そして、夫婦コミュニケーションの段階の3つがあります。

その① 家づくり段階でのメリット

家づくりは、土地選びから設計・契約・工事・引き渡し、そして入居まで、時間的に厳しいスケジュールになります。特に、土地や業者選定など、専門知識が乏しい中での意思決定は、迷いに迷い、辛いものです。しかもこの意思決定が、最後まで大きく影響するのです。
こんなとき、「欲しい暮らし」を目的にすると、適格な意思決定ができるのです。なぜなら、目指す暮らしや生活目標という家づくりの判断基準をすでに持っているからです。

その② 新居で生活を営む段階でのメリット

家を建てた喜びは格別ですが、そう長くは続きません。家を建てることが目的になってしまうと、新居生活の目標が抜け落ちてしまいます。一方、「欲しい暮らし」を目的にした人は、日々の生活の中で、達成感や充実感、明日への期待感などをより多く感じることができます。
なぜなら、家づくりの目的を作ったとき、日々の生活目標やルールを具体的に、夫婦で話し合っていたからです。

その③ 夫婦コミュニケーションのメリット

「総論賛成、各論反対」で進まないのが家づくりです。具体的な間取りや仕様、建設費などがからむ各論、つまり「欲しい家」では、夫婦が険悪な雰囲気なるのが当たり前です。
でも、「欲しい暮らし」という総論から始めた夫婦は、コミュニケーションの取り方もうまく、意見がまとまるのも早くなります。
なぜなら、「欲しい暮らし」を目的にする作業を通じて、夫婦で異なる意見を調整するコツをお互い学んでいくからです。

夫婦が口論しないで、目的を決める方法

家づくりの目的を作ることを「ビジョンづくり」とも言います。
ビジョンづくりには、ブレインストーミングの手法がよく採用されています。理由は、相手の意見を批判しないで、アイディアを結び付けていくやり方なので、口論にならずに、自然とビジョンがまとまっていくからです。
この方法を支援するマインドマップアプリは幾つかありますが、特に有名なのが無料の「XMind」です。一度、試されてはいかがでしょうか。
https://jp.xmind.net/

 「欲しい暮らし」は、情報収集段階で作ること

「欲しい暮らし」を目的にする時期は、情報収集の段階で、最初に作るのがベストです
なぜなら、前述した3つのメリットをダメにしてはいけないからです。

一般的に、情報収集では「欲しい暮らし」より「欲しい家」に関心が集まりやすくなります。結果、家を建てることが目的になってしまうケースが数多く見受けられます。
ですから、「欲しい暮らし」というビジョンを先に作らないと、スタートしてはいけません。これが家づくりの成功の最初のルールです。
また、このビジョン作りは住宅の専門知識がいなくてもできるので、自分たちの暮らしを自分たちだけで作れます。「他人に任せることなくできるのが、嬉しい!」と思いませんか。

まとめ 家づくりの成功は「欲しい暮らし」を目的に!

この記事をまとめました。
〇K夫妻の目的づくりの事例の紹介
〇「欲しい暮らし」を家づくりの目的にする3つのメリット
・意思決定の判断基準として役に立つ
・新居生活の目標があるので、充実感が生まれやすい
・夫婦コミュニケーションが上手になる
〇夫婦が口論なしで、ビジョンを作る方法
〇目的と生活目標は、情報収集の初期段階で作る

人は明確な目的がないと、行動を起こしません。商品を買うのも、目的があるからです。
例えば、欲しい化粧品が、「10歳若返って見えるよ!」と家族や仲間から言ってもらえる商品とします。この思い描く「嬉しい体験」のことを“ベネフット”と呼びます。
家づくりの目的・条件としての「欲しい暮らし」とは、このベネフット、つまり、マイホームで暮らし始めて味わう「嬉しい体験」です。

誰でも、「欲しい暮らし」を見つけるには“コツ”がいります。どんな買物でも、先ずはベネフットを考えてから商品を選ぶ練習を、夫婦一緒にしてみませんか。

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