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自分が変わる!心理学でつくるダイニングキッチン

多くの人が、自分を変えたい、家族を変えたいと思い悩み、セラピストのサイトを探しています。知りたいのは、生活を変える方法です。もし、心理療法に基づいた住まいで、悩みを軽くする暮らしができるとしたらどうでしょう…。今回は、セラピーを受けなくても、「自分が変わる」「家族が変わる」自宅トレーニングができる家づくりの提案です。

環境を変えれば、自分が変わる

「断れない」「頼ってしまう」「自分が嫌い」「やる気が続かない」など、多くの人が自分を変えたいと悩んでいます。なぜ、自分自身を変えようとするのでしょうか?

例えば、職場で自分の悪口をいう上司がいる場合、職場(環境)や上司という関係、そして上司(相手)を変えることは難しく、現実的ではありません。という理由で、自分自身を変えようとするのです。

でも、自分を変えること自体、困難で強いストレスを生みます。これを解決するために精神医学と心理学が生まれ、たくさんの治療法が作られてきました。しかし、現在でも画期的な治療方法は見つかっていません。

実は、「環境を変えれば、自分が変わる」ことを心理学者も、私たちも知っているのです。
上記例でも、職場を変えることが一番の解決方法だとわかっていても、実行はできません。

それでも諦めることはありません。
「家を建てる」ことが、「環境を変える」ことです。言い換えると、家づくりは、自分を変える最大で、唯一のチャンスなのです。
それでは、イエケンの「自分が変わる!心理学でつくるダイニングキッチン」を紹介します。

自分が変わる!心理学でつくるダイニングキッチン

人の悩みを手術や薬でなおすのが医者、心理療法でなおすのが臨床心理士、家づくりでなおすのが建築士です。
人の悩みは生活の悩み。生活は「ヒト・性格」「コト・行動」「バ・環境」の3つで成り立っています。悩みを住宅で治すには、心理療法生活がしやすい環境にすることです。

心理療法は、治療する人の症状によって、使う理論が異なります。
例えば、アドラー心理学は、人の目を気にせずに、自分らしく生きるための理論。対人恐怖症、社会不安障害に効果があります。

精神分析法は、自分でさえ知らない「無意識」を扱い、不安障害、うつ病、対人関係などの治療に用います。
行動療法は、問題となる行動の変容を目的にして、不安障害、脅迫性障害、禁酒・禁煙、社会適応に使われます。

したがって、住まいも住人の悩みや性格に合わせることが大切になります。イエケンでは、当初から性格別の家づくりをしてきたので、心理学の個別対応と一致しています。

幸せな生活の環境を作るのが家づくりです。だから、心理療法に基づいた生活のビジョンがなければ、家づくりはスタートできません。
それでは、自分を変えるために、心理学で作ったダイニングキッチンでの生活場面、ビジョンを提案します。

「セルフ朝食の日」の生活提案

今回は、断れない・共依存・自己否定・情緒不安など自分の性格を、少しでも変えたいと思っている家族が対象です。家族はパパ(40歳)、働くママ(39歳)、子ども二人(8歳と6歳)の4人家族です。

「原因を求めない」「とにかくチャレンジ」「目の前のことに集中」の森田療法を参考にして組み立てた「イエケンの生活提案」を説明します。

実現したいビジョン

「セルフ朝食の日」とは、家族それぞれが、自分の朝食は自分で作り、片付ける日のことです。
この「セルフ朝食の日」を提案する理由は、家族が揃う場面で、家族それぞれが、誰の手も借りないで、すべて自己責任で行うことが必要だからです。
なぜなら、誰にも依存しないでやり抜く経験が、自分自身を変えてくれるからです。

その生活場面とは、時間の余裕がない平日の朝食シーンが、最も相応しいと考えています。実施回数は週に2回、期限は8週間とします。

朝食の行動方針

・朝食は自分で作って食べて、後片付けする
・献立も、調理法も、盛付け方も自由
・他の人は手を出さない、口出さないこと
・別の日に、献立・調理法はママから習える
・技術の上達ぶりを褒めること
・とにかく、成功させること

ダイニングキッチンのつくり方

妻の性格・志向性に合わせて作るのが基本なので、性格ごとに異なります。今回は、自分のことよりも家族や他人のことを優先する「断れない人」への提案です。
家族のことが気になる人だから、目線を防ぐこと。作業動線は短く、交差しないことがポイントになります。

・部屋型式はDK、或いは半独立K+D
・対面ではなく、壁付のI型キッチン
・卓上調理器が使える広めのテーブル
・インテリア志向は、穏やか、エレガント
・片付け志向は、バランスある整然感、

効果の測り方

効果の測り方は3つあります。先ずは、作る・食べる・片付けの達成度です。次は、所要時間・栄養価・味・外見などへの満足度です。この2つは自己採点で評価します。最後は、家族が書いてくれる応援メッセージです。
この3つによって、自分自身の成長が確認できるとともに、続ける励みにもなります。

「セルフ朝食の日」への期待効果

自分が変わり始める

断れない人は、自分のことしかできないので、他の人の顔色を伺うことが少なくなります。
共依存が強い母と子では、放っておいても、子どもが食事を作れるようになり、子離れ・親離れの練習成果がでてきます。

自己否定が強い人や情緒が不安定な人は、途中放棄することが多いのですが、今回は最後までやり遂げるようになります。

自分に変化が起こる理由

自信があろうがなかろうが、気分が良かろうが悪かろうが、誰にも頼らないで、作る・食べる・片付けをすべて達成したという実績は、自分自身の成長を実感させてくれます。
これが自信になり、自分肯定感を高めます。これが自分に変化が起こる理由です。

依存心が強い人の場合

例えば、「寝坊したから朝食は作れない。だけど朝食は食べたい」。これをアドラー心理学で解釈すると、「誰かに朝食を作ってもらうために、朝寝坊をする」となります。依存心が強い人は、自分自身の成長を自分で感じ取ることができないのです。これが日々の幸せを感じられない原因です。

「セルフ朝食の日」は、自分で自分の人生を生きることが幸せの原点だということを教えてくれるはずです。

まとめ

「自分を変える」とは、考え方よりも「生活行動を変える」ことです。家を建てることは、環境を変える唯一で最大のチャンス。自分の性格に合った住宅に変えれば、生活行動が変わり、自分本来の価値観を取り戻すことができます。

そのための第一歩が、心理学でつくったダイニングキッチンで、誰にも頼らない生活を経験することです。家族みんなで、「セルフ朝食の日」に挑戦してみませんか。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015~2020住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」でコラム連載、家づくり生活向上研究会を主宰しています。

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