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狭くない小さな家!新発想の家づくり

「将来不安に備えて、小さな家にしたいのですが、狭い家は嫌だと夫が反対します。説得する方法や事例を教えて!」こんな質問にお答えします。本記事では、従来とは異なる発想で、狭くない小さな家の作り方を詳しく、解説します。

✔本記事のテーマ
この記事を読むと、夫婦が望む生活スタイルを考えるようになります。なぜなら、小さな家では、必然的に、大事にしたい暮らししか実現できないからです。また、間取り例を見れば、自慢したくなる小さな家のイメージが浮かび、夫を説得するヒントが掴めます。

✔本記事の内容
1. 小さな家とは?
2. 夫が反対する真の理由
3.狭くない小さな家 !新発想の家づくり
4.狭くない小さな家の参考例
5.まとめ

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015年から住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」に、コラムを連載しています。

 

1.小さな家とは?

2-1.小さな家の面積

2017年度、4人家族用の注文住宅は全国平均で128㎡、東京都で126㎡。土地付き注文住宅は全国平均で113㎡、東京都で99㎡。分譲マンションは全国平均で68㎡、東京都で61㎡です。
その他の事例を参考にすると、4人家族用の小さな家は約72.7㎡(22坪)となります。

2-2.狭さを感じさせないデザイン

開放的な空間にするには、間仕切りを少なくする、ガラス窓を多用する、吹き抜けをつくる、背の高い家具を使用しない、カラーリングなどがあります。また、開放感を好む人、閉鎖感を好む人など、狭い広いの感じ方は個々人で異なります。重圧感を好む人が開放感・軽快感あふれる空間にいると、強いストレスが起こります。

2-3.小さな家を求める訳

小さな家が注目される理由は、リスク対応への意識と揺るがないライフスタイルへの憧れが強まっているからです。
少子高齢化によって、労働人口が激減する社会には、リスク管理が必要です。小さな家は、建設費、ローン費、税金・維持費などを削減します。また、移動範囲が小さくなり、家事労働も減らします。夫婦二人暮らしや高齢者にとっては使いやすい家になるからです。

もう一つは、住宅ではなく、生活スタイルに価値を求めるようになったからです。
例えば、断捨離生活のように、環境にやさしく、合理的で浪費しない生活スタイル。伝統的な町家スタイル、クリエイティブな生活スタイル、セレブスタイルなど。自分の生活スタイルを表現するようになったからです。

小さな家の良さを説明しても、夫は聞いてはくれません。なぜ、反対するのでしょうか?

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2.夫が反対する理由

質問者の家庭は、標準の家が建てられる家庭ではありませんか?なぜなら、経済的に余裕がある人は、小さな家を建てようとはしないからです。
もし、そうであれば、反対する理由は、小さな家に、自分を納得させるだけの理由を見出せないからです。
大きい小さい、広い狭いという感覚は、人の性格・価値観によってさまざまです。

夫婦の価値観・生活観が100%重なることはあり得ません。だからこそ、重なる部分を要として、生活空間が小さくなるほど満足度が高まります。リラックスと充実感があると、小さな家であっても、狭くないと感じるはずです。

では、自分を納得させる「狭くない小さな家」とは、どんなカタチをしているのでしょうか?

 

3.狭くない小さな家!新発想の家づくり

「4人家族が暮らせる3LDK・72㎡・22坪の家です」と言われると、とても窮屈な感じがします。では、「53㎡・16坪の夫婦の家に、9畳の子供部屋をプラスした72㎡・22坪の家です」と言われたらどうでしょう。
不思議と、狭いという感じは起こりません。なぜなら、夫婦二人暮らしにも、子供二人にも十分の広さだからです。
これが、私が薦める新発想の小さな家「CPUS・シーパス」です。
住宅の利用期間は約60年。家族4人暮らしは15年、夫婦二人暮らしが35年、一人暮らしが10年。
CPUSは、使用期間が一番長い「夫婦二人暮らし」を家づくりの原点とします。

以下は、CPUSの4つのルールです。
ルール1:「夫婦の家+多目的スペース」が原則
ルール2:夫婦が望む生活スタイルの実現
ルール3:生活を孤立させない
レール4:床面積は72㎡・22坪以下

 

4.狭くない小さな家の参考例

4-1.家族構成

夫(37歳)は総務担当の会社員。家族を大切にするサポーターで、料理と片付けは妻より上手。人の話を聞くのがうまく、真面目で頼りがいのある人です。衣服はユニクロの愛用者です。
妻(34歳)はフリーペーハーの契約記者。フレンドリーな社交家で、好奇心旺盛。料理と片付けが苦手で、気まぐれですが、人を楽しませる才能があります。GAPとZARAのファンです。
子供は 9歳の娘と7歳の息子がいます

4-2.目標にする生活スタイル

家族や仲間、地域の人との付き合いを大切にする暮らしです。ソファーダイニングがあるファミリールームと、外から出入りできるテラスがコミュニケーションの中心です。なお、この家でできない機能は、近隣の都市機能を利用します。

4-3.間取りプラン

木造平屋建て、床面積64.5㎡(19.5坪)の住宅です。夫婦の家は、夫婦ワークスペース付き1DKタイプの夫婦の家は、49.6㎡(15坪)。また、サニタリーの上に屋根裏物置を設置。子供室は9畳で、14.9㎡(4.5坪)です。

4-4.ライフステージに合わせる多目的室

ライフステージ合わせて、多目的室の用途が変わります。
家族4人暮らし(妻35~50歳)の場合は子供室。夫婦二人暮らし(妻51~85歳)の場合は実母の隠居部屋、趣味と実益を兼ねるSOHO。一人暮らし(妻 86~95歳)になった場合は、妻の応接室、妻を介護する人の部屋になります。

 

5.まとめ: 夫婦二人暮らしが家の原点!

 

以下は、本記事のまとめです。
1.小さな家の説明
・小さな家の面積
・狭く感じさせないデザイン
・小さな家を求める訳
2.夫が反対する真の理由
・小さな家だから実現できること
3.狭くない小さな家 !新発想の家づくり
・夫婦二人暮らしが家づくりの原点
4.参考例
・CPUS19.5坪の紹介
・夫婦の家+多目的室が原則

「人生100年時代」の住宅は、住宅そのものが重荷になってはいけません。どんな時でも、住む人を幸せにするものでなくてはいけません。幸せにする住まいとは、夫婦二人暮らしを原点にして、夫婦が目指す生活スタイルを実現する「狭くない小さな家」です。

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