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夫婦改善!家事する夫に変えるリフォーム【キッチン編】

リフォームを住宅の補修や設備のやり替えだけだと思っていませんか?実は、生活スタイルを変えることもできるのです。今回は、心理学を応用した「家事する夫に変えるリフォーム」について、詳しく紹介します。特に、退職後リフォームを計画されている60代のご夫婦向けにまとめました。

家事する夫に変える理由とは?

健康寿命が延び、「人生100年時代」がやってくるといいます。そうなると、仕事をリタイアした後も、30~35年という時間が残ることになります。

リタイア生活のキーワードは、一人になっても困らないようにすることです。夫も家事ができること、妻は家事を減らして自由な時間を作ること。そのうえで、それぞれに合った副業や生きがいを見つけます。そのためには、先ずは、夫が家事をやってみることです。

生活はリフォームで変えられる

「家事する夫に変える」とは、生活行動を変えることです。例えば、帰宅時、リビングでの服やカバンの置き放しなど、何度注意しても上手くいかないのに、玄関近くに着替えの場所を設けると、それが止まります。
「環境を変えたら生活が変わった」という経験は、誰にでもあるはずです。生活行動は環境をリフォームすることで変えられるのです。

現在、リフォームする年齢は60代(約40%)が最も多く、改修部位はキッチン(35%)が第1位です。このことから、関心が高い家事とは「料理」となります。

家事する夫に変えるリフォーム【キッチン編】の紹介

料理をしない夫の言い訳は、自分の役割ではない、時間がない、好きではないなどですが、「やり方がわからない」のが本音ではないでしょうか。
家事する夫に変えるには、本人自ら「家事トレをするぞ」と決心しないとうまくいきません。やる気を維持するためにも、夫の性格に合わせた工夫が必要です。

これから、心理学「動機付け理論」を応用したイエケン・リフォームの「方法」を説明します。これらを参考にして、ご夫婦自ら、自分たちにあう「家事する夫に変える」方法を見つけてください。

方法1.ビジョン作りが成功の近道

リフォームをするには 「ビジョン作り」「業者選び」「設計・見積・契約」「改装工事」「生活再開」の5つの段階があります。

通常のリフォームでは、工事内容を事前に決めることが施主作業ですが、生活行動を変えるリフォームでは、施主自ら、目標とする「生活ビジョン」を作ってもらいます。なぜなら、自分たち夫婦のやる気を引き出し、維持してくれるからです。そして、業者に対してリフォームの目的(使用価値)を正しく伝えられるからです。

方法2.ビジョンを作る手順

夫が食事を作る、料理する生活場面「ビジョン」を作る手順は、以下の通りです。

1ステップ:ビジョンづくりの合意をとる
2ステップ:成功経験から要因を探る
・夫が料理をした経験を思い出す(※1)
・リソース要因をリストアップする
3ステップ:「ありたい姿」を想定する
4ステップ:実現方法を決める
・生活行動の具体策をつくる
・実現するための環境条件をつくる
5ステップ:効果判定の夫婦満足度を作る
6ステップ:生活ビジョンとしてまとめる

(※1)買い物、献立作り、食事の様子、後片付けなどの場面も重要です。

方法3.解決志向アプローチの採用

心理学の「解決志向アプローチ」をビジョン作りに使っています。
このアプローチは、夫の家事経験に焦点を当て、成功した要因(リソース)を見つけ、「どうありたいか?」「何が必要なのか?どうしたらできそうか?」を夫婦一緒に考え、実現方法を探っていくやり方です。失敗原因を追究しないので、夫婦関係が悪くなりません。

方法4.活用リソースも人それぞれ

「リソース」とは、性格・好き嫌い・得手不得手・環境の志向性など、人が持つ資源(能力、強み、可能性)と状況をいいます。

例えば、キッチンの目的は「いい人間関係の維持」「生活を楽しむ」「修行」など、作業の好き嫌いは「調理」「後片付け」「ごみの分別」など、部屋タイプは「独立型」「DK型」LDK・ワンルーム型」、キッチンの雰囲気は「開放的」「伝統的」「生活観がない」など、志向性も性格タイプでさまざまです。

イエケンの「性格別リソース分析ツール」を使うと、活用できるリソースを簡単にピックアップできます。例えば、「性格診断」をして「家事分析ツール」を見れば、その人の得意不得意の家事の詳細が自動的にわかります。なお、性格は9タイプに分類しています。

方法5.ビジョンの波及効果

夫婦が一緒につくる「ビジョン作り」は、リフォーム工事だけではなく、日々の生活で大きなメリットが生まれます。代表的な波及効果は、以下の5つです。

○作成作業を通じて、夫婦関係が改善する
○退職後の生活方針が、夫婦でまとまる
○夫に合う「家事トレ」の方法が手に入る
○実生活で、「家事トレ」テストができる
○リフォーム工事で大きな判断ミスをしない

キッチン・リフォームの事例

2019年に、リフォームしたT邸(築34年・60代の夫婦)の事例を紹介します。工事は浴室とキッチンの改装です。キッチンでは、キッチンセットを対面型から壁付き型に変更、台所と茶の間が直接行き来できるように開口部を設けることの2点で、特別な工事ではありませんでした。しかし、「料理する夫に変わる」ことを目的にして、夫婦でビジョン作りをした結果、「亭主関白だった旦那様が優しくなりました!」とのことでした。

まとめ

新コロナウィルスの影響で、一斉休校、在宅勤務の要請が始まり、「ヒキコモリ」せざるを得ない家庭が急増しています。24時間、家族の世話をする妻たちの悲鳴が聞こえてきます。ある意味では、リタイア生活の事前体験かもしれません。

リフォームは、単に住宅の補修や設備のやり替えだと思っていませんか?実は、生活自体を変えることができるのです。60代からのリフォームとは、「家事をする夫に変えるリフォーム」です。

「イエケンの作り方」を参考に、夫婦一緒にリタイア生活のビジョンづくりに挑戦してください。もし、「上手くいかない」「アドバイスが欲しい」「ビジョンをチェックして欲しい」などありましたら、松尾までご連絡ください。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015~2020住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」でコラム連載、家づくり生活向上研究会を主宰しています。

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