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家づくりと家族関係を成功させる!住宅価値の新しい視点

家づくりの準備段階では、混乱して立ち止まってしまうことがあります。その結果、家づくりをあきらめてしまう人も少なくありません。こうした状況から抜け出すためには、建物の物理的な価値ではなく、使用価値に視点を変えることが重要です。この視点の変化により、家づくりがスムーズに進むだけでなく、夫婦関係も良好になります。今回は、住宅の価値に対する視点を変える方法とその理由、そしてポイントについて説明します。

 

家づくりには突然の混迷がつきもの

家づくりの情報を集め始めると、ある程度の知識が身についてきた頃に突然混乱することがあります。家づくりを考えるのが嫌になる時期です。なぜなら、憧れの住宅や間取り、人気の住まい、コスト、立地、業者選びなど、情報が多すぎて整理できなくなり、収拾がつかなくなるからです。

 

専門家からの大量の情報や意見に圧倒されると、「素人だから失敗したくない」「後悔したくない」というプレッシャーがどんどん増していきます。そんな時には、発想の転換が必要です。住宅に求めるものを変えることが大切です。

 

発想の転換は、生活のあるべき姿を考えること!

マイホームに求める価値には、物理的な価値としての資産価値や再販価値と、精神的な価値である使用価値の二つがあります。(下図のマズロー5段階欲求を参照)

資産価値や再販価値は建物としての価値です。一方、使用価値とは生活の場としての得られる満足感、つまり、「生活のあるべき姿」のことです。

混迷から抜け出すためには課題を分離することです。建物の価値は住宅の専門家が考える、生活のあるべき姿は住まい手が考えるとすると、発想も心も自由になれます。

 

 

使用価値「生活のあるべき姿」を描く手順とポイント

生活のあるべき姿をつくるためのプログラムは、以下の3ステップです。

 

1ステップ:生活満足度の洗い出し

2ステップ:目標とする生活改善場面の設定

・改善行動にフォーカスする

・改善行動を阻害するのは意識ではなく環境

3ステップ:改善行動を起こしやすい環境を探す

・移動と探す手間を減らすことがポイント

・動線、間取り、家具、備品などの工夫

 

 

使用価値なら、家づくりも家族づくりもうまくいく!

生活のあるべき姿づくりには、住宅専門家の助けは不要です。むしろ、目標とする生活場面は、自分たち夫婦でしか具体化できません。その分、モチベーショは高く、充実感も、コミュニケーションも高くなります。

家づくりが前に動き出す

このプログラムに取り組むこと自体が、家づくりを進めることになります。なぜなら、生活の理想的な形を作ることは、マズローの欲求階層理論における「Ⅲ.愛と家族所属の欲求」に当たるからです。この作業がスムーズに進む理由は、生活に関することが私たちの専門分野であり、問題の原因を人に求めない姿勢を持っているからです。そして、生活目標が家づくりの核心となるからです。

 

徐々に、家族関係がうまくいく

「生活のあるべき姿」を描くプログラムは、夫婦が主体的に行えるワークショップ方式です。このプログラムに従って作業を進めていくと、夫婦関係が徐々に良くなっていくのが感じられます。その理由は、以下の3つのルールを定めているからです。

 

1,ありのままの自分を出しても、批判や否定をせず、受け入れること

2,改善できない原因は人ではなく、行動を妨げる環境にあると考えること

3,良いアイデイアなど、前向きの意見が出た時点で、すぐにほめること

 

このルールに従うことで、夫婦が協力しやすくなり、関係が良好になります

選定の判断基準が手に入る

家づくりの実行段階では、立地、住宅、業者の選定など、重要な決断が求められます。その際、以下の判断基準を参考にすると適切な判断ができるようになります。

 

1,自分たちの改善分野と一致しているか?

・生活満足度調査での分野

・家族関係、健康美容、夢の実現、経済

2,目標とする生活場面がイメージできるか?

・改善行動が起こしやすいか?

・改善行動を妨げているか?

3,改善行動を促す空間要素は何か?

・動線、間取り、インテリア、家具、備品など

 

 

改善行動を促す家づくりの事例

1.片づけない夫への不満

・ママの一番の不満は、夫がリビングのソファ周りに晩酌の道具や漫画本、爪切りなどを放置したままにすることです。

 

2.目標とする生活場面

・朝にはリビングテーブルの上が片付いていて、床にはゴミがない

 

3.片付け行動を起こしやすい工夫

・晩酌セット用のトレイを用意し、使い終わったら流し台に戻す

・身だしなみグッズ、ティッシュ、本等の専用ボックスを用意する

・これらをテーブルの下に隠す

 

4.床掃除がしやすい工夫

・ハンディ掃除機や簡易モップのセットボックスを用意する

・これらをソファの下に隠す

 

5.改善成功のポイント

・使う備品は、夫に選んでもらう

・夫ができそうなことから始め、少しでも行動できたら褒める

・小さな成功で自信をつけると、次のステップへ挑戦する

 

これが実現すれば、家づくりも家族づくりも成功します。

 

 

まとめ

「住宅価値の視点を変えるだけで、家づくりも家庭づくりもうまくいく」のまとめです。

1.家づくりの混乱

・家づくりの情報収集が進むと、情報量に圧倒され、混乱やプレッシャーを感じることがあります。この時、発想を転換することが重要です。

 

2.発想の転換:生活のあるべき姿を考える

・物理的な資産価値だけでなく、生活の満足感(使用価値)を考えることが重要です。建物の価値は専門家に任せ、生活のあるべき姿は住まい手が考えましょう。

 

3.生活のあるべき姿を描くステップ

・生活満足度の洗い出しと深刻度の把握

・目標とする生活改善場面の設定

・改善行動を起こしやすい要件を探る

 

4.プログラムの効果

・家づくりがスムーズに進む

・家族関係が良くなる

・立地や住宅、業者選定の判断基準が明確になる

 

5.具体例:片づけない夫への対策

・夫が行動しやすい環境を整える

・少しでも行動できたら褒める

 

以上

 

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