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気持ちの切り替えがうまくなる家!着替えの場所が決め手

「気持ちの切り替えがうまくなりたい。落ち込んでいても、気分アップできる着替えの場所、できれば家の間取りまで知りたいなぁ」。こんな疑問にお答えします。本記事では、切り替えが早く、上手くなる着替えの場所と、家の間取りのつくり方について、詳しく解説します。

本記事のテーマ
気持ちの切り替えがうまくなる着替えの条件がわかり、自分の性格に合った着替えの場所とスペースの作り方が学べます。加えて、気持ちの切り替えが上手くなる家、つまりストレスを溜めない家の間取りについてもわかるようになります。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015年から住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」に、コラムを連載中です。これまでの意見交流会の経験を踏まえて、丁寧に解説しますね。

家を建てると、服の片づけをしなくなる理由

家を建てたママたちとの意見交換会は、暮らしや家づくりのヒントの宝庫です。なぜなら、本当に欲しかったのは幸せな暮らしだったと、住んでみてやっと気がつくからです。今回は、そこで聞いた「着替えの悩み」についてお話します。

ママにとっての想定外は、新居で夫や子供が服を片付けなくなったことでした。マイホームで幸せな暮らしを夢見ていたママは、大ショックです。一般的な間取りは、帰って来たら先ず、2階の寝室に行って室内着に着替え、1階に降りてくるように作られています。でも現実は違ったのです。多くの人は靴を脱いだ後、上着やカバンをリビングのソファやダイニングテーブルに放置したまま過ごすのです。

なぜ、その場で服を脱ぎたくなるのでしょうか?

着替えの目的は、気持ちを切り替えること

それは着替えが、家庭と仕事、1日の始まりと終わりなどに対する「気持ちの切り替え」だからです。この切り替えは、他に眠る・食べる・人と話す・運動する・シャワーを浴びるなどたくさんありますが、最もわかりやすいのが「着替え」ではないでしょうか。

気持ちの切り替えがうまくいく「着替え」とは、設置する場所とスペースが、使う人の性格や生活習慣に合うことですね。なぜなら、気持ちは人によって異なり、場所という環境に大きく影響を受けるからです。

以下に、着替える場所とスペースの検討要素をまとめました。

・使う人の性格と生活習慣
・気持ちの切り替えの対象(仕事と家庭など)
・着替える服の種類(背広、部屋着、パジャマなど)
・対象時刻(出勤時、帰宅時など)
・重視する生活行為
(洗面、化粧、仕事、料理、入浴、就寝など)
・着替えの場所に用意するもの
(姿見、クローゼット、照明、冷暖房など)

切り替え上手になる着替えに最適な4つのエリア

姿見のあるクローゼットを着替えスペースとし、プライバシーの確保とヒートショックを起こさない環境が一般的な条件となります。以下に、着替えの場所と条件をまとめました。

夫婦寝室や子供部屋のエリア

このエリアは、寝る・起きるという1日のけじめがつけやすい場所です。寝室とそれ以外とに、スペースを分けると、気持ちの切り替えがスムーズになります。夫婦寝室では、パートナーの睡眠を邪魔しない工夫がいりますね。特に、夜勤や深夜帰宅の家庭では配慮が必要です。

玄関・リビングのエリア

玄関やリビングの近くは、家庭と仕事とのけじめをつけるには最善の場所なので、パパたちに人気があります。例えば、玄関にあるシューズクロークの一角に、個人ロッカーを置くだけでも、けじめ効果が増します。リビングでは、通路部分との境にロッカーで袖壁をつくってスペースを確保したり、隣の和室をパパの書斎兼ロッカー室にする方法などが一般的です。

ダイニングのエリア

おやつと飲み物があるダイニングは、集中→休憩、緊張→リラックスへと、気持ちを切り替える大切な場所です。子供にとっては、ママとのおしゃべりを通じて、親の愛情を確認することができます。また、クロークとデスクを備えた着替えスペースを作れば、働くママの書斎にもなり、仕事と家庭の両立に貢献できます。

洗面・浴室のエリア

洗面・浴室の近く作ると、朝と晩、家の中と外のけじめがつけやすく、化粧や入浴などの動線が合理的で無駄がありません。また、隣に着替え兼用のファミリー納戸をつくると、家族と顔を合わせる、声をかけあう機会が増え、コミュニケーションもアップします。不満もいろいろと出てきますが、小さな不便が、優しさを育てるのです。

 

性格に合った着替え方が間取りを変える

生活にメリハリをつけることは、気持ちの切り替えを意味します。着替えはその代表格ですから、着替えの位置やスペースを追及していくと、家全体の間取りを変えることになります。それでは、片付けがちょっと苦手な人向きの間取りを紹介しますね。

せっかちで、ワンマンな人

このタイプは、妻に玄関でコートや上着、カバンを受け取ってもらいたいと考える亭主関白の人です。この人には、玄関・LDK・水回りがある1階に夫婦寝室を設けるといいでしょう。夫婦寝室での着替えなら、気分の切り替えが楽で、効率的にできるからです。また、夫婦寝室は2階の子供部屋から独立するので、親子関係の過干渉も緩和できます。

面倒なのが嫌いで、自由を好む人

変化を求めるこのタイプには、2階リビングをおススメします。1階に玄関・夫婦寝室・子供部屋・納戸、2階にはLDK・水回り・屋根付きテラスを設けます。玄関を入れば、すぐ着替えができ、2階のリビングに上がれば、眺望がきく開放感で、気分転換も簡単。おまけに家族が帰ってくる様子が見えれば、最高ですね。

 

まとめ:ストレスが減る家は、着替えの場所で決まる

この記事をまとめました。

・家を建てると、服が散らかる理由
・着替えとは、気持ちを切り替えること
・着替えに最適な4つのエリア
(夫婦寝室、玄関・リビング、ダイニング、洗面・浴室)
・着替えの場所で、間取りが変わる
(亭主関白、自由を好む人、争わない人)

気持ちの切り替えやすさを基準に、家族の性格や生活状況に合わせて、着替える場所とスペースをつくると、ストレスを溜めない家をつくることができます。なぜなら、着替えることで、落ち込んでいる気持ちをうまく切り替えられるとわかると、次のようなことが起こるからです。

・着替えが楽しくなり、自分で片付けるようになる
・着替えが済むと、リラックスできて、笑顔が戻る
・その表情を見るママにも、笑顔が戻る

「ストレスを溜めない暮らしは、着替えの場所次第!」といっても、言い過ぎにはなりませんね。

追記:ストレスの原因は、住まい!

1階がパブリックで、2階がプライベートゾーンの定番間取りは、社会規律を重んじる米国で作られ、戦後、日本に持ち込まれたものです。そんな訳で、現在の生活習慣に合わなくなっています。加えて、住む人個人の価値観にそぐわない間取りや雰囲気だとしたら、ストレスが溜まり続けるのは当然ですね。

『ストレスの原因は、あなたや家族のせいではありません。住まいにあります!』

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