
人口減少とAIの進化により、企業淘汰が加速しています。サラリーマンが生き残るには、今すぐ夫婦で協力し、投資家や起業家の経営スキルを体感することが重要です。今回は、「自分の家づくりが経営者研修の先行体験として最適!」というテーマです。家庭経営計画書を参考に、経営スキルを使った家づくりに挑戦してみませんか。
目次
家づくりは人生のターニングポイント
休職後、転勤先の福岡支店では、建築設計社員が自分ひとりで、深夜帰宅や休日出勤が当たり前の毎日でした。そんな中、妻の実家近くで小さな土地を購入することができました。家を建てるのは先の話でしたが、家づくりを検討することが「自分と家族の未来」について真剣に考えるきっかけとなりました。
仕事を忘れられる「我が家づくり」を楽しみながら、自分が何を成し遂げたいのか、家族のためにどんな未来を築きたいのかを一年間、問い続けました。そんな状況の中、経営戦略や事業戦略に悩む創業者やクライアントとの出会いが、仕事の奥深さについて改めて向き合うようになりました。
大分本社に戻った後は、設計コンペでの一等獲得や経営計画策定への参加、新事業部の立ち上げなど、キャリアを大きく変えることになりました。振り返ると、家づくりが人生のターニングポイントであり、この経験が今も私の原動力となっています。
家づくりとオフィスづくりのプロセスは同タイプ
施設や建物を設計する際には、まず企業の経営計画書を確認し、経営者がどのような企業を目指しているのかを把握することが一般的です。一方、住宅の場合には「家計経営計画書」のようなものは存在しないことがほとんどです。そのため、まずは施主自身が家庭の経営計画書を作成することから始める必要があります。

上記の表は、住宅とオフィスビルの設計手順や項目、さらに活用される経営スキルを比較したものです。消費用建物と事業用建物という違いはありますが、経営計画や建築設計のプロセスには大きな違いは見られません。
ただし、目的や手段には違いがあります。例えば、家庭の目的は、愛と支援を通じて家族全員の幸福と成長を促進することです。一方、企業の目的は、顧客や市場の満足を獲得し、永続的に成長し続ける中で、社会的責任を果たすことです。
経営スキルは3つ
経営スキルとは、会社の収益を上げ、存続、成長させるために経営者に求められる能力です。また、限られた経営資源を効率的に活用して、組織の成果を最大化する能力も必要になります。これらは、一般的に45歳以上、部長級が役員になるための経営者研修で学ぶことになります。
1.コンセプチュアルスキル
物事の本質を理解し判断する能力です。データの分析、リスク管理、市場の動向を理解し、戦略や問題解決に対して迅速かつ効果的な判断ができるようになります。
2.ヒューマンスキル
相手の考えや特徴を把握し、適切に対応する会話能力や、双方の妥協点を見つけられる交渉力を向上させます。また、チームをまとめ、モチベーションを高め、効果的なコミュニケーションを取ることで、組織全体のパフォーマンスを向上させることができます。
3.テクニカルスキル
業務の遂行に必要な能力や知識とは、財務知識、収益性の分析、予算の策定、コスト管理などを指します。これらのスキルを身につけることで、企業の健全な運営を維持できるようになります。
経営者研修の先行体験は自分の家づくりが最適
家づくりは、多くの人にとって人生の大きな目標の一つです。土地を購入しなくても、30代半ばになると、多くの人が一度は家づくりを検討します。
家づくりの本来の目的は、愛と支援を基盤に、家族全員が幸福と成長を実現できる家庭を築くことです。残念ながら、現在のところ、家庭生活と家づくりを一貫して計画できるプログラムを見つけることはできません。

家づくりは、自分のスキルを高めるうえで、経営者研修の先行体験として最適です。4つの理由を以下に挙げます。
家づくりの熱意とモチベーションを活用できる
自分の家づくりを成功させたいという強い熱意やモチベーションがあるため、異分野の企業経営スキルを積極的に取り入れることができます。これらを参考にすることで、家庭経営計画のスケジュールを立てやすくなり、進捗状況の把握も容易になります。さらに、生活満足度調査や未来年表、SWOT分析、ファイナンシャルプランなどの経営スキルを活用することで、家庭理念、家庭戦略、個人戦略、数値計画を根拠に基づいて明確化できます。これにより、家づくりの成功確率が大幅に向上します。また、経営者研修や経営スキルに関する情報は、インターネットで簡単に入手できます。
家づくりは夫婦協働作業が基本
夫婦で取り組む家づくりは、作業時間を自由に調整できるうえ、費用は掛かりません。また、現状の生活問題を話し合い、協力して解決に取り組むことで、目的や目標を共有できます。結果、夫婦関係の改善も期待できます。

家庭経営計画書は生活ガイドブックト
家庭経営計画書は、10年先を見据えた長期計画、3~5年先の中期計画、1~2年先の短期計画の3つに分けて作成します。これにより、日々の生活に明確な目標が生まれ、その目標を達成して成長していく充実感を得られます。さらに、進むべき道に迷うことがなくなります。家庭経営計画書は、まさに生活のガイドブックとなるのです。
目指すべき我家のイメージが描ける
家庭経営計画書は、「ライフスタイル計画書」と言い換えることもできます。その実現には、「意識」「行動」「環境・住宅」の3つが重要なポイントです。特に、人は意識よりも行動のしやすさに影響されるという「B=MAPモデル」を活用することで、住宅を改善し、理想のライフスタイルを手に入れることが可能です。
理想の我が家とは、長期的には仕事や趣味といった将来の夢を支え、中期的には生活の質を向上させるための工夫(例:健康管理や肥満防止)を取り入れ、短期的には夫婦間の不満を改善しやすい環境を整える住まいです。
経営者研修の先行体験の3つのメリット

1.自信が持てるようになる
意思決定力やリーダーシップ、財務管理力、戦略的思考力、問題解決能力などのスキルを身につけ、経験を積むことで、少しずつ成功を重ねていきます。そのたびに、自信が深まります。経営スキルを学ぶことは、自分の行動を変え、成長を促進する大きな力となります。
2.出世のチャンス
クライアントや上司が求めていることや抱えている悩みを理解し、それに対して適切に対応できるようになります。自分の努力が評価されることで、達成感や満足感を得ることができ、結果として出世のチャンスが広がります。
3.転職や独立の可能性
人生は長いため、一つの会社にずっと勤めるだけでなく、さまざまな選択肢を考えておくことが大切です。ビジネス全般を管理するスキルを磨くことで、転職や独立のチャンスが広がり、キャリアアップの可能性も高まります。
まとめ
家づくりは人生における重要なターニングポイントであり、家庭を築くプロセスを通じて、多くの人が未来を見つめ直し、目標を再定義する機会となります。家づくりを「経営者研修の先行体験」として位置付けると、多くのメリットや具体的な実践方法がみつかります。
以下に、「経営者研修の先行体験は自分の家づくりがベスト」をまとめました。

1.家づくりが人生の転機になる理由
○家庭と未来の再構築
家づくりを考えることは、自分と家族の未来を見据えた計画を立てるきっかけとなります。家族の幸福や成長を目的とし、生活の基盤を整える作業が、人生の方向性を明確にする重要なプロセスとなります。
○経営スキルを活用した計画
家づくりには、企業経営に似た計画やスキルが求められます。家庭経営計画書を作成し、目標や進捗を管理することで、家づくりの成功率を高めることができます。
2.家づくりと経営スキルの共通点
○計画の立案と実行
家づくりでは、長期・中期・短期の「家庭経営計画書」を作ることが必要です。これは企業の経営計画と同じプロセスであり、家族の幸福と成長を促進するための基盤となります。
○課題解決とコミュニケーション
夫婦で協力し、生活の課題を共有・解決することで、チームとしての絆を深め、理想の住まいを実現していきます。
○長期的なビジョンの形成
家庭経営計画書は、理想のライフスタイルを具体化するための重要なステップです。その実現を目指す行動が、住まいや環境に明確な目的を与えます。
3.経営スキルの家づくりでの活用
○コンセプチュアルスキル
家族の未来や住環境の課題を見極め、最適な解決策を選ぶ力を養います。
○ヒューマンスキル
家族間のコミュニケーションを深め、意見の調整や交渉力を高めることができます。
○テクニカルスキル
予算管理や費用対効果の分析を通じ、家庭経済の健全な運営に必要なスキルを学びます。
4.経営者研修の先行体験としての家づくりのメリット
○自分への自信の向上
計画や意思決定を通じて成功体験を重ね、自信を深めることができます。
○キャリアの可能性拡大
経営スキルを高めることで、仕事での評価が向上し、昇進や新しい挑戦の機会が広がります。
○転職や独立の準備
ビジネス全般の管理能力を磨くことで、新たなキャリア選択肢や独立の可能性が開けます。
5.総括
家づくりは、単なる住まいづくりではなく、家庭経営や自己成長を促進するプロセスです。この取り組みを通じて経営スキルを習得し、自身の未来をより明確に描くことができます。家庭経営計画書を基盤に、家族の幸福と成長を実現する住まいを目指すことが、豊かな人生への第一歩となるでしょう。
なお、イエケンブログでは、経営者研修の先行体験として活用できる家づくりガイドや、家庭経営計画と住宅計画を一体化した「FMHPプログラム」を随時ご紹介していく予定です。