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心の拠り所は性格の合う家でしか作れない!

「どんな家に住んでも、別に支障はない」と思っていませんか? 実は、そこで暮らす意味や理由に、家は大きな影響を与えます。今回は、自分の性格に合う家を建てると手に入る「心の拠り所」「心の安全基地」について、詳しく説明します。

 

性格に合わない家に住むとどうなるの?

自分の合わない家に住むと、どうなるの?という質問がありました。
私も以前は、性格に合う家合わない家など考えたこともありませんでした。建築設計という仕事が、暮らしや生きがい、自分らしく生きるための環境づくりなのだと、気づくまでには随分、時間がかかりました。

自分らしく生きるには、多くの葛藤・ストレスと闘わなくてはいけません。不安をいつでも受け止め、安心させてくれる居場所、つまり、心の拠り所がないと乗り越えることができません。心の拠り所を心理学では安全基地と呼びます。

「自分の性格に合わない家に住むとどうなるの?」への回答です。これ以外の家では、心の拠り所、安全基地を作れないからです。具体的に説明します。

心の拠り所は性格に合う家がつくる!

上の図は、生活をヒトコトバの3つの要素で表したものです。生活の不満や不安は、相手の行動や住宅の居心地が、自分の価値観や許容範囲を超えた場合におこります。図中のhとiとjの部分です。

自分の性格に合った家

上図のc・d・f・gの部分にあたります。cは、学校や職場など家の外と家庭内で生じたストレスを減らしてくれる心の拠り所・安全基地です。

情緒的に居心地が良くてリラックスできること。そして、機能的には、好きな行動を好きなやり方でできるようになります。自然と笑顔になれる家となります。

自分の性格に合わない家

上図のi・jの部分です。この部分は、情緒的に居心地が悪くイライラしてしまうこと。そして、機能的には、好きではない行動を嫌なやり方でやってしまいます。
その結果、しかめっ面になりやすい家になります。家の外に、心の拠り所をつくる人が多くなります。

性格に合わせた家は幸せを呼ぶ

自分の性格に合わせた家を建てて住むと、もっといいことがあります。なぜなら、自分の許容範囲が自然と広がっていき、成長した自分を実感できるからです。これが日々の幸せの正体です。性格に合わせた家は、幸せを呼ぶ家となります。

自分に合う家を見つける方法

家を建てたい人の性格・価値観と、建てたい住宅の特性が合致していること。これが、自分の性格に合う家を見分ける鍵です。
適合性を判定するには、住宅特性(間取り・デザイン)と、住み手の性格(価値観・志向性)を測る項目、つまりチェック項目が同じ意味になるようにした「イエケンの分析ツール」が便利です。

上の図は、ある働くママと標準住宅の適合分析の一例です。この分析図から想像すると、このママは、明るく社交的でキュート、好奇心旺盛な人となります。
一方、ママが気になる標準住宅は、シルキーホワイトのモダンなボックス型。しかし、プラン特性とデザイン特性がママの性格特性と一致しません。適合判定はNGとなります。

なお、イエケンの性格分析ツールでは、人の性格を9タイプに分けています。夫婦のタイプは、計算上、81通りに分類できます。

 

心の拠り所を作るポイント

今回は、共働きのママの心の拠り所・安全基地のポイントを紹介します。何といっても、家族をつなぐママにはこれが必要なのです。

心の拠り所を作るためには、行動と環境の2つの対策が必要になります。
行動策はママからサインや要求が出たら、家族がその場で応答すること。環境策は心落ち着ける避難場所を作ること。どちらの策もママの性格に合うことが条件となります。

例えば、前述の好奇心旺盛ママからなら、先ずは「どうしたの?」と応答することです。
おしゃべりを通して、自分自身を取り戻してくれます。その日の気分で変わるのが、ママにとっての安全基地になります。LDKの中で、アウトドアー的なスペースを作れば気に入ってくれます。ただし、好奇心旺盛なので、家の外にも心の拠り所を作ってしまいます。ご注意ください。

 

性格が違う夫婦の家づくり

「夫婦で性格が違う」「意見がまとまらない」場合は、どちらの性格に合わせるといいのでしょうか?この質問の回答です。
それは、ママです。なぜなら、家で一日の内で一番長く過ごして、一番長生きし、家族をつなぐ中心になる人だからです。

ママには「妻」「嫁」「母親」「稼ぐ人」「一人の女性」「一人の人間」などの役割があります。すべての役割を演じ分けられる家が、これからの家です。心を切り替えるスペースが、ママの安全基地になればいいと、思います。

まとめ

新型コロナのパンデミック、自然災害、AI革新など、不確定で自分ファーストの時代を生き抜くためには、不安に負けない「心の拠り所」を持つことが何より不可欠です。その心の拠り所・安全基地は、自分の性格に合った家でしか作れません。

もう一度、ご夫婦で心の拠り所・安全基地を持っているかをチェックしてみませんか。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015~2020住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」でコラム連載、家づくり生活向上研究会を主宰しています。

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