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性格に合った快眠法と夫婦寝室の作り方

 

眠れない、眠りが浅い!というご夫婦が、別寝を考えるのは早計です。問題は、自分に合った「入眠」や「目覚め」のスタイルを知らないか実践していないことです。今回は、性格に合わせた快眠法と寝室のつくり方を詳しく説明します。

気にするほど眠れなくなる!

 

「寝た時刻を正しく分かる人はいない。いつの間にか眠ってしまうから。一方で、朝起きた時刻は時計を見れば、分かる。だから、睡眠の質を正しく評価することもできない。本当はそう気にする必要はない」と内村教授・・・。
「3年間、一睡もできていません」。こう訴えた患者の夜間の睡眠脳波を検査すると、実は4~5時間は眠っていることが少なくないという。

※引用:時事メディカル「気にするほど眠れなくなる! 間違っている睡眠の常識」

睡眠のポイントは、眠れないことを気にしすぎないこと。そして「朝の目覚めが悪い」「午前中の眠気がひどい」場合は、専門医に診てもらうことが大切だと、内村教授はいいます。

夫婦寝室のポイント

快眠と夫婦関係には、深いつながりがあります。
妻は「夫との関係が良い時はぐっすり眠れ、よくない時は眠れない」といい、夫は「ぐっすり眠れると夫婦関係は良くなり、眠れないと悪くなる」といいます。

夫婦喧嘩にならない検討方法

心理カウンセラーと同じ「解決志向アプローチ」を使って、快眠寝室を考えます。
このアプローチは、夫婦が快眠できた貴重な経験を思い出して、成功した要因(リソース)を見つけます。次に、「どんな状況にしたいか?」「どうしたらできそうか?」を夫婦一緒に考え、実現方法を探っていくやり方です。
このやり方は失敗原因を追究しないので、夫婦関係が悪くなりません。

「リソース」とは、好き嫌い・得手不得手・環境の志向性など、人が持つ資源(性格、強み、可能性)と状況をいいます。イエケンのリソース分析ツールを使うと、簡単に活用できるリソースがわかります。

快眠寝室のコンセプト

快眠寝室のコンセプトは、自分の性格に合った入眠スタイルと目覚めスタイルをつくることです。それを実現するための行動と環境づくりが、対策のポイントになります。

○夜の入眠時
入眠スタイルは「眠くなったら寝室に入る」が基本です。「リラックス」が対策ワードで、興奮する行動は避けるようにします。
昼寝・飲食・入浴などの行動管理や寝室の位置・インテリア・遮音性・遮光性などの環境制約は、人の性格によって異なります。

○朝の目覚め時
目覚めスタイルは「決めた時刻に目が覚める」ことです。「クリア・すっきり感」が対策ワードです。目を覚ます手段やその後の覚醒方法と環境設定は、人それぞれですが、朝日を浴びるとスッキリとします。

○寝室の条件
「リラックス」「クリア」を夜と朝で使い分けられる工夫が必要となります。環境の要素としては、寝室の位置・広さ・遮音性・遮光性・インテリア・ライティング・片付け状態などがあります。これらも、夫婦それぞれの性格や価値観で異なります。

 

K夫妻・快眠分析の事例紹介

夫の快眠要件

性格は、忙しくしないとストレスが溜まる「仕事の鬼」のタイプ。一人が好きな性格ですが、夫婦は一緒に寝るものだと考えています。
入眠スタイルは、寝ることに集中します。だから、寝室に窓は作らない、真っ暗にする、遮音する、余計なものは置きません。ベッドに入れば目を閉じるだけとなります。
朝の目覚めスタイルは、真っ暗いなか目覚ましで起きます。

妻の快眠要件

性格は、ひとり寝が苦手な世話好きタイプ。相手が起きていれば世話を焼き、相手が眠れば自分も眠るという入眠スタイルです。
暗いと不安なので、寝室は明るく、いろんなものが雑然とおかれた雰囲気が好みです。
朝は、朝の光や界隈の活動音によって目覚めるのが彼女のスタイルです。

真逆の夫婦が選んだ快眠策

寝室の意味が、夫婦で異なります。夫にとっては睡眠専用の部屋、妻にとっては、一日の終わりと始まりを楽しむ儀式の部屋です。
最終的に、この夫婦が選んだのは、夫に合った寝室でした。

理由は3つ。一つは寝室に、正面が壁、両奥の側面が窓でできた出窓をつけました。窓が直に見えないので、ご主人も納得です。

次に、たまに、二人で就寝前を楽しむ浴室を作りました。「湯船に映るお月様をすくって、掛け湯にして入る風呂」と、奥様は仲間に紹介しているそうです。
もう一つは、海から朝日が差し込むダイニングキッチンを作りました。このアウトドアー気分の朝食から、気持ちのいい一日が始まります。

真逆夫婦への快眠策は、寝室にとどまりません。だからこそ、他の夫婦よりも、豊かで遊び心ある家になるはずです。

夫婦別寝について

東京ガス都市生活研究所の調査によると、夫婦別寝派は30代で14%、40代で24.6%。
夫婦同室で別々のベッドで寝る夫婦と合わせると、くっつかないで寝る夫婦は、30代で66.8%、40代で78.2%となるといいます。

実は、スキンシップを重視するかは性格によって決まります。例えば、一人でいるのが好き、干渉されたくない、目的達成を重視するタイプなどが、それにあたります。

夫婦別寝を選ぶ場合は、個人の尊重、コミュニケーション、就寝以外での夫婦としての機能を果たす努力と環境が必要になります。なぜなら、ややもすると、別寝を夫婦の愛情がない証拠と子どもは見るからです。

まとめ

眠れない人でも4~5時間は眠っているのですから、眠ることにこだわらないことが大切だと専門医は言います。
快眠のポイントは、自分の性格に合った「入眠」と「目覚め」のスタイルを作ることです。夜の入眠は「リラックス」、朝の目覚めは「クリア」がキーワードになります。

イエケンの快眠・リソース分析ツールを使えば、自分に合う行動スタイルと寝室スタイルが見つかります。
一緒に寝ると眠れないからと言って、夫婦別寝にするのは早急です。解決志向アプローチで、快眠案を話し合うだけでも、アイディアと希望が生まれます。少しでも夫婦関係が良くなると、睡眠の悩みも軽くなります。

心身を休め、元気を回復する快眠寝室はマイホームの核心です。ご夫婦で、快眠追及の寝室づくりに、挑戦してみませんか。

なお、この記事を書いている私は、一級建築士歴40年、コンサルタント歴20年、2015~2020住宅雑誌「月刊住宅ジャーナル」でコラム連載、家づくり生活向上研究会を主宰しています。

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